我が国における撮像素子(イメージセンサー)を用いた画像処理技術は、これまで画像の解像度や感度の向上に力が注がれ、その技術力を競ってきました。その結果として、当該技術の産業における応用用途は、主にスマートフォンやデジタルカメラといった精密機器・電子機器製品に限られてきています。こうした技術開発の進歩には目を見張るものがありますが、この極めて優れた解像度は、既に人間の目の機能をはるかに超えてしまっており、もはやその差異を認識することはできません。
本プロジェクトにおける高速画像処理技術は、従来のビデオフレームを遙かに凌ぐ1000分の1秒のフレームレートでの高速処理を実現する技術です(これまでの視覚センサーのフレーム速度は30分の1秒程度)。今回、CMOSイメージャとの融合により、これまでの高速化技術を飛躍的に進化(高速化、高精度化、省エネ化。またシステムの信頼性や安全性の向上)させることが可能となり、この技術を用いて様々な事業分野における技術応用を展開し、我が国産業の活性化に繋げていくとともに、新規産業分野の創出まで目指そうとするものです。
CMOSイメージャの技術の進化
高速画像処理技術を使った応用例
※石川グループ研究室HP
http://ishikawa-vision.org/index-j.html百戦百勝のじゃんけんロボット
ダイナミックプロジェクションマッピング
高速ブックスキャナー
(1分間で250枚を電子化)
※その他の技術応用例は、以下のURLよりご覧いただけます。
http://ishikawa-vision.org/movies/index-j.html- 汎用ビジョンチップ
- 高速・高感度撮像
- トラッキング専用ビジョンチップ
- 高速画像処理(FPGA、ASIC)ボード
- 列並列ビジョン
- 汎用画像処理プロセッサ
- GPU画像処理
- 並列化アルゴリズム
- 並列タスク分解
- ディスプレイコントローラ
- 高速画像メモリ転送技術
- リアルタイムAIアーキテクチャ
- 実世界高速知能
- アクティブビジョン2軸型
- 同2軸ミラー型
- 高速トラッキング制御アルゴリズム
- DMD高速プロジェクタ
- 液晶高速プロジェクタ
- 高速空中ディスプレイ
- 高速3Dディスプレイ
- 高速可変焦点レンズ
- 大口径可変焦点レンズ
- 全焦点画像・動画
- 高速ジェスチャー認識
- コンピュータUI
- ゲーム
- ディジタルサイネージ
- 動的プロジェクションマッピング
- マルチモーダルUI
- 3Dデータ計測・編集
- アミューズメントパーク
- 自動運転支援
- 移動体視覚制御
- 飛行体視覚制御
- 自律飛行
- 車内インターフェイス
- 車外インターフェイス
- 視覚制御ロボット
- 高速ハンド
- 二足走行ロボット
- ダイナミクス補償
- 柔軟体ハンドリング
- 高精度化
- 無停止化
- 高速3D形状・欠陥検査・計数システム
- 高速表面検査
- シート状製品検査
- 製造工程制御
- 位置制御
- 掘削制御
- 衛生管理確認
- POS高度化
- 高速書籍スキャン大型タイプ
- 同小型タイプ
- 図書館電子化
- 高速3次元形状計測
- 高速表面反射特性計測
- 遠隔振動計測
- 表面反射特性計測
- CGデータ計測
- 博物館アーカイブ
- 高速トラッキング顕微鏡
- 顕微鏡観察
- 高速細胞検査
- 手術室ジェスチャUI
- 医療ロボット
- 内視鏡制御
- 医療画像ジェスチャ制御
- 高速監視カメラネットワーク
- トラッキング型高精度顔認識
- 高速道路検査システム
- 滑走路
- 鉄道施設
- 道路監視
- 走行車両検査
- ITS
- 3D地図生成
- 高速対象トラッキングシステム
- 超高速飛翔体計測
- 3次元動態計測
- スポーツ撮像・データ解析
- スポーツ訓練
- スポーツ映像
- 3次元映像生成
- モザイキング
- 高速対象撮像システム
- インタラクティブメディアアート
- 任意視点映像再構成