【主旨・目的】
「WINDSネットワーク」は、「高速化」をキーワードとして、画像処理技術の幅広い普及・実用化を目的としたプロジェクトです。これまでの高速画像処理技術を飛躍的に進化(高速化、高精度化、省エネ化)させ、スマートフォンやデジタルカメラといった特定の用途に限られてきた当該技術を様々な産業分野に応用展開することにより、広く産業の活性化を図るとともに、新規産業分野の創出を目指します。
>>WINDSネットワークの概要はこちら- WINDSネットワークの活動内容
- 高速画像処理関連技術の普及
- 高速画像処理関連技術を用いた新規産業の創出
- 共通化・標準化への戦略的対応 など
【運営体制・活動内容】
「WINDSネットワーク」では、2つの枠組みを明確に区分して組織し、異なる双方向のアプローチにより運営を行います。
1.「WINDSフォーラム」(ボトムアップアプローチ)
WINDSネットワークへ入会されますと、まず「WINDSフォーラム」へご参加いただくことになります。
「WINDSフォーラム」では、あらゆる事業分野の参加企業・団体等に対し、セミナー活動や本ネットワーク内での意見・情報交換などを通じて、高速画像処理技術に関する様々な情報等を提供いたします。こうした活動の中で、各企業等から要望があった場合、個別にミーティングを実施し、当該技術の応用展開に関する詳細な討議を行い、各企業それぞれのニーズに応じた技術応用の方向性・可能性を明確化していきます。
更にはそうした活動の結果、事業化の方向性・可能性や課題が明らかになった場合には、ご要望に応じて事業化に至る研究・技術開発のサポート等を行っていきます。
2.「WINDSアライアンス」(トップダウンアプローチ)
WINDSフォーラムと並行して、「WINDSアライアンス」を組織します。高速画像処理技術の応用事例として先行してユースケースの検討・実装・検証を行い、技術応用の可能性について実証していきます。ここでの情報や成果等は、WINDSフォーラムへフィードバックし、情報・意見交換を行うことによって、更なるユースケースを検討・創出していきます。また、こうした活動過程において、共通仕様書の作成及び公開、更には技術の標準化にも取り組んでいきます。
3.シンポジウム、セミナー等
本ネットワーク全体として、シンポジウム、セミナー等を積極的に開催していきます。WINDSフォーラムとWINDSアライアンスの間で密接な連携を図ることにより、応用展開が期待できる事業分野の裾野を拡大していきます。
※WINDSフォーラムでは、できるだけ多くの企業・団体の皆様にご参画いただけるよう、できる限り制約を廃した「ゆるやかな」組織として構成しています。
【入会状況】
- 会員数:
- 210組織(190法人)
- (2020年7月13日現在)
想定される産業技術分野:
デバイス・処理回路、光学要素、ヒューマンインターフェイス、自動車・交通、高速ロボット、FA・高速検査、電子化、バイオ・医療、セキュリティ、インフラ整備、科学・スポーツ計測、映像メディア、その他新しい技術分野が創生されることを目指している。
※統括会員4機関を除く ※複数回答を含む